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​行政・パートナーシップ

姫路市スマート市民農園事業「新しい農福連携の形」

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2023年7月から姫路市スマート市民農園事業の一環として「新しい農福連携の形」の検証をスタートしました。

1.業務名称

姫路市オープンイノベーションへの提案

新しい農福連携の形

~ロボットテクノロジーの力で誰一人取り残されない未来を考える~

2.業務概要

身体障害者等に農業体験を提供しようとするスマート市民農園事業について、姫路市農政総務課、株式会社オリィ研究所、合同会社LTFでオープンイノベーションの実現の為、協働する。

3.業務目標

スマート市民農園事業の農業ロボット2台を使い協働して実証することで以下の効果を得る。

①姫路市
 豊富な実績を持つオリィ研究所と協働することで本市の事業に

 ついて評価・助言をいただく。
②オリィ研究所
 農業分野での新たな「寝たきりの先のロールモデル」の可能性

 に触れる。
③LTF
 オリィ研究所と姫路市のビジネスモデルを、福島県など東北での  展開を図る一助とする。

新しい農福連携のカタチ

「FarmBot」を中心に、①遠隔操作する「オペレーター」、②現場で農作業をする「サポーター」、③チーム運営や野菜栽培の指示、技術指導をする「バックアップ」がチームを組み、野菜栽培をします。

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遠隔操作
現地作業
チームの役割分担

■オペレーター

ご自身もしくはご家族がなんらかの障がいをお持ちで外出困難な方々にご参 加していただきました。

ご自宅や病室からFarmBotを遠隔操作して、種まき・水やり・野菜の成長観察を毎日交代で作業していただきました。

■サポーター

姫路市内の就労継続支援B型事業所「IMT」の利用者のみなさんに担当していただきました。

農園に来ていただき、畑の土作り・周辺の雑草とり・野菜収穫・機材の掃除などFarmBotの遠隔操作では出来ない作業を受け持っていただきました。

■バックアップ

株式会社オリィ研究所、合同会社LTF。

​オペレーターチームの管理、野菜の栽培計画、FarmBotのアプリケーションの管理を担当しました。

野菜​栽培の検証報告

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1.栽培目標

FarmBotを操作する『オペレーター』チームを組み、共同で野菜を育てる。

チーム運営管理の検証をする。

農園の環境に合わせたFarmBotの効果的な使い方を検証する。

​様々な方法で野菜栽培を検証し、農園の環境に合うものを検証する。

2.栽培方法
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種まきからスタート

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野菜苗を定植する

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水耕栽培苗を定植する

3.栽培した野菜
4.成果報告_栽培日記
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オペレーターには作業後に「栽培日記」をつけていただきました。これは事業にとって大変貴重な資料になります。FarmBotの操作作業・野菜や農園の様子がよくわかります。

事業終了後、冊子にまとめて姫路市に提出させていただきました。

5.成果報告_栽培写真
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『種まき』するところから栽培をはじめたラディッシュです。

初回は発芽させることができず、失敗しましたが経験を積んでついに収穫できるところまで大きくすることができました。種子の種類の違いや水やり方法など勉強になりました。

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一緒に収穫した小松菜と合わせて美味しいサラダになりました。

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元が水田だったため農園の土は水はけが悪くて水たまりになりやすく、それが乾くと表面がヒビ割れてしまいました。

地域の農家さんや農園を利用されている方にアドバイスをいただき、土壌改良をしました。また畝(うね)を作り、少しでも水はけがよくなるようにしました。

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一番の成果はこのブロッコリーかもしれません。

​一緒にカリフラワーも栽培したのですがどちらもアオムシに葉を食べられてしまいました。※無農薬栽培です。カリフラワーは全滅してしまいましたがブロコッリ―は見事に復活して立派な花蕾(からい)がたくさんできました。市販品にも劣らない出来栄えです。

野菜

8月を過ぎると野菜が安定して成長しはじめてくれました。

複数種の苗を定植し、混合栽培をしました。レタスのアオムシへの忌避効果を期待したのですがダメでした。

野菜

水耕栽培で育てたサンチュの苗です。

​苗ポットで育てた苗よりも定植作業が難しかったですがうまくいきました。

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